SEX and the 60's セックス・アンド・ザ・シックスティーズ~フランス人に学ぶいつまでも素敵な男女生活の秘訣

定価 1,700円+税
著者名 マリー・ド・エヌゼル:著 小原龍彦:訳
ページ数 360
判型 四六
発行年月 2016/03
ISBN 9784767821344

こちらのネット書店から購入できます。

SEX and the 60's セックス・アンド・ザ・シックスティーズ~フランス人に学ぶいつまでも素敵な男女生活の秘訣

内容・概要

あなたのセックスの定義が変わるかもしれない―
フランス人が語る60代からのセックス

老いを迎えつつあるなか、
私たちの性のあり方は、どのように変化するのだろう。
セックスやそれにまつわる行為は
そこにあるのだろうか?

―1年以上を費やした取材から見えてきたのは、
若い頃とは違う性のありかただった―

世間一般でタブー視されている
こうしたシニアの性についての問題に、
今、女性作家たちがこぞって向き合い、執筆を開始している。

2015年にフランスで出版され話題となった本書は、
女性作家が、フランスの一般人をはじめ、有名女優など31人の
60代以降の男女にインタビューを試み、
彼らの性生活をありのまま伝えるべく筆を執ったものだ。

彼らが語る自らの体験談は、
パートナー探しに奔走する人、おひとり様の人生を選ぶ人、
セックスに飽きてしまった人、新しい性のあり方を見出す人、
長年に渡り夫婦の関係を築く人、とさまざまだ。

作者は心理学者かつ、心理療法士でもあることから、
医者や哲学者といった、専門家の意見を交えて考察し、
単なる体験談にとどまらず、
客観的な視点からもこのテーマを扱っているのも
見所のひとつだ。

本を通して、作者が願うのは、この問題に悩む多くのシニアが、
なんらかの手がかりを得られるように、
また若者がシニアの性に対する理解を深めるように、
というささやかなものだ。

本書によってあなたのセックス観がほんの少しでも変われば、
それはきっと人生の糧になるだろう。

著者 マリー・ド・エヌゼル
心理学者、心理療法士、作家。英語教師を務めた後に大学に戻り、
臨床心理学・精神分析学を学ぶ。1975年から心理学者としてキャリアを開始。
1986年に当時のフランス大統領フランソワ・ミッテランの勧めにより、
フランス最初の緩和ケアチームに参加。人々の生を見つめ、
幸福な老いについて考えるようになった。
ロベール・ラフォン社から刊行された代表的な著作に、
『死にゆく人たちと共にいて』(邦訳:白水社刊)、
『La chaleur du cœur empêche nos corps de rouiller(熱い心があれば体は衰えない)』、
『Nous voulons tous mourir dans la dignité(みんな人間らしく死にたい)』がある。