タコの教科書

定価 2,200円+税
著者名 リチャード・シュヴァイド (著), 土屋 晶子 (翻訳)
ページ数 208
判型 A5判
発行年月 2014/06
ISBN 9784767818245

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タコの教科書

内容・概要

図解・タコ学決定版!

あなたがタコをじっと見つめたら、
そのタコはあなたを見つめ返してくる――

あるときは悪魔の魚として恐れられ、
あるときはエロティックな象徴として描かれてきたタコ。
驚くべき知性を有するタコの生態を、
貴重な美しい写真とともに解説する。

■内容紹介
タコは古代ギリシャの壺やポンペイの壁画にもその姿が描かれ、
古来より人間との関わりも深い。しかし、タコが最も高度な知性を持つ
無脊椎動物であることはあまり知られていない。
瞬時に身体の色を変える高度なカモフラージュ技術を持ち、
毒を含んだ墨で獲物を麻痺させ、その柔軟な身体を生かしてあらゆる場所に入り込み、
あるいは脱出する。一方その寿命は非常に短く、一生に一度だけの交尾を終えると、
その後ほどなく死を迎える。

日本の春画に描かれ、ヴィクトル・ユゴーやトマス・ピンチョンの小説に登場し、
クリムトの絵画に繰り返しモチーフとして現れるタコ。
本書はタコ学の最新の知見を取り入れつつ、タコが人間の文化の中で
どのように描かれてきたか、また現代の水産業におけるタコの流通事情まで、
あらゆる側面からタコの秘密に迫る。タコ好き日本人、必読の書!


■著者
リチャード・シュヴァイド(Richard Schweid)
バルセロナ在住のジャーナリスト。
『ウナギのふしぎ―驚き!世界の鰻食文化 』(日本経済新聞社、2005年)
『ゴキブリたちの優雅でひそやかな生活』(徳間書店、2002年)
『ナマズとデルタ-ミシシッピ・デルタにおける旧南部的ナマズ養殖』(日本図書刊行会)など
8冊の著作がある。

目次

■もくじ
01 タコの身体
02 タコの脳
03 タコの知性
04 タコの漁業、養殖、市場
05 タコ料理
06 タコの図像学
07 タコの飼育法