美しく暮らす住宅デザイン〇と☓

定価 1,800円+税
著者名 中山繁信
ページ数 142
判型 B5判
発行年月 2016/05
ISBN 9784767821481

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美しく暮らす住宅デザイン〇と☓

内容・概要

住まいのつくり方には正解と不正解がある

住宅のデザインは敷地や住まい手の家族構成、
ライフスタイルによってその手法はさまざま。
とはいえ、要望を詰め込み、敷地いっぱいに建てるだけでは
居心地のよい、美しい家にはなりません。
それを実現するためにはさまざまな仕掛け、工夫が必要になります。

章構成
1.住まいを魅力的にする魔法のテクニック

住宅のデザインはパズルを完成させる作業に似ています。
生活に必要な居間、キッチン、寝室、水廻り、玄関などを
どこに配置するかを考えることはとても楽しいものです。
パズルを解くといっても答えは無限にありますが、
コツを押さえていないと居心地のよい美しい住まいにはなりません。

2.部屋の工夫で居心地よさをつくる

どの部屋も大きくつくれば快適になるかといえば、けっしてそうではありません。
現実的には敷地の広さには限りがあり、仮に広い部屋をつくっても、
掃除するのも移動するのも大変、家族もバラバラな場所で過ごす、なんてことにもなりかねません。
そこで、本章では家族が集まって楽しく暮らすことができる部屋のつくり方を指南します。

3.片付く家で美しく暮らす

どんなに美しい家をつくっても、物があふれた部屋では、美しい暮らしは実現できません。
その解決策は2つあり、物を捨てるか、収納をつくることです。
捨て方を指南したいところではありますが、住宅をデザインするための本ですので、
後者の方法を紹介します。収納のポイントは使う場所につくることと、
収納する物の大きさを知ることです。

4.自分の家が街全体をよくする

家は自分の所有物なのだから、自分の思い通りにしたいと考えるのは当然です。
インテリアや間取りなどは、住まい手が使いやすいよう、
好みに合わせてつくっても何の問題もありません。
ただし、道路から見える建物の外観、門扉、塀、カーポートなどは、
同じ地域に住む人のこと、道行く人のことを考慮してデザインしましょう。
それが地域コミュニティの形成に役立ち、街並みをよくすることにつながります。
ひいては自分の家の価値を向上させることにもなるのです。
著者について
中山繁信(なかやま・しげのぶ)
法政大学大学院工学研究科建設工学修士課程修了
宮脇檀建築研究室、工学院大学伊藤ていじ研究室を経て、
工学院大学建築学科教授(2000~2010)、
現在、TESS計画研究所主宰

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