戦国武将の死亡診断書

定価 1,300円+税
著者名
ページ数 144
判型
発行年月 2012/01
ISBN 9784767812571

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戦国武将の死亡診断書

内容・概要

「本能寺の変が起きなくても、高血圧症だった信長の余命は長くなかった!?」
当時の記録を現代医学で読み解くと、戦国武将の意外な持病や死因が見えてきます。
大酒飲みで、酒の肴は主に梅干しと味噌。そんな不摂生がたたって、若くして脳出血に倒れた上杉謙信。
自分で薬を調合するほどの超健康オタクだったにもかかわらず、最後は医師より自分の診断を信じて病状を悪化させた徳川家康。
追放された八丈島でのロハスライフで、驚くほど長生きした宇喜多秀家。
徳川家と豊臣家の板挟みのストレスから持病を悪化させた片桐且元。
当時、日本に伝わったばかりの梅毒bに感染し急死した加藤清正。
イボ痔で馬に乗れなかったために落ち武者狩りで命を落とした穴山梅雪――などなど、
戦国武将の意外な一面が今、明らかになります。

目次

●目次

はじめに 医療夜明け前の驚くべき実態

第1章 戦国を制した名将達の死亡診断書
織田信長(本態性高血圧症)
豊臣秀吉(尿毒症)
徳川家康(胃ガン)
伊達正宗(腹膜炎)
上杉謙信(脳出血)
武田信玄(胃ガン)
毛利元就(食道ガン)
前田利家(肝硬変)
徳川秀忠(寄生虫病)
戦国雑学 戦に勝つとミミズを食べて祝った!?

第2章 戦国時代の最新流行病梅毒で命を落とした武将たち
戦国時代の最新流行病だった梅毒
加藤清正(梅毒)
結城秀康(梅毒)
黒田如水(梅毒)
前田利長(梅毒)
浅野幸長(梅毒)
戦国の女たちの最後

第3章 大往生 天寿を全うした武将たち
北条早雲
細川忠興
宇喜多秀家
真田昌幸
松平忠輝
戦国雑学 江戸時代の切腹は形だけだった!?

第4章 悩み多き中間管理職武将の死亡診断書
蒲生氏郷(大腸ガン)
池田輝政(脳卒中)
直江兼続(消耗性疾患)
片桐且元(肺結核)
井伊直政(敗血症)
丹羽長秀(胃ガン)
大友宗麟(腸チフス)
小早川隆景(脳卒中)
尼子晴久(脳出血)
竹中重治(肺結核)
宇喜多直家(大腸炎)
高山右近(赤痢)
戦国雑学 お歯黒は虫歯予防に効果的だった!

第5章 戦場に散った武将たちの生と死
石田三成(急性下痢症)
真田幸村(討死)
大谷吉継(ハンセン病)
穴山梅雪(イボ痔)
戦国雑学 刀はあまり役に立っていなかった!

第6章 暗殺、それとも急病? 謎の死を遂げた武将たち
小早川秀秋(不明)
毛利隆元(食中毒?)
戦国雑学 毒殺にはどんな毒物が使われていたか?
戦国武将に学ぶ現代人の健康法

付録 旧国名地図