なぜ、スポーツ選手は不正に手を染めるのか-アスリート不正列伝-

定価 1,900円+税
著者名 マイク・ローボトム (著), 岩井 木綿子 (翻訳)
ページ数 392
判型 四六
発行年月 2014/06
ISBN 9784767818238

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なぜ、スポーツ選手は不正に手を染めるのか-アスリート不正列伝-

内容・概要

成功するための悪の代償、
金・クスリ・トリックを解き明かす迫真のルポ

ドーピングから八百長、道具への細工、国籍の変更、審判へのプレッシャー、
ロスタイムの引き伸ばし、言葉による攻撃まで。
どこまでがゲームのテクニックの範疇で、どこからが不正行為なのか?
より「汚い」スポーツとそうでないスポーツがあるのか?
観客である私たちに責任はないのか?

【本書で取り上げる「ファウル・プレイ」の数々】

「神の手」――マラドーナ、ティエリ・アンリ、ルイス・スアレス
スポーツ史上最大のスキャンダル――ランス・アームストロングの大落車
ターゲットは審判――イタリアとドイツサッカー界の大八百長スキャンダル
忠誠心のお値段は?――国籍変更の賛否
おもむろにゴール――いんちきマラソンの数々
世界レベルの「ダイバー」――ユルゲン・クリンスマン
相撲でも――琴光喜ほか10人の力士の野球賭博スキャンダル
不幸な結果――ジネディーヌ・ジダンを傷つけた言葉
マインドゲームが破たんすると――ウサイン・ボルトのフライング
アメとムチ――サー・アレックス・ファーガソンの比類なき「口撃」
コルク入りバットとキャンデー付きのボール――サミー・ソーサほか
試合前の戦い――オール・ブラックスの舞「ハカ」に対抗する
東ドイツの強制的ドーピング――「国家計画14・25」による多様な被害
ブラッドゲート――ラグビー界を震撼させた血のりスキャンダル
限界を超えたドライブ――ミハエル・シューマッハの禁じ手
「スポーツは危機に瀕している」――IOC会長ジャック・ロゲの危機感

【著者】
マイク・ローボトム/Mike Rowbottom
英国人スポーツライター。
『タイムズ』『ガーディアン』『オブザーバー』『インディペンデント』の
各紙でスポーツに関する記事を執筆。
そのキャリアは20年を超え、現在はインターネットのスポーツニュースサイト
『Inside the Games.biz』で特集記事の主席ライターを務める。
取材したオリンピックは夏季6回、冬季4回を数え、
サッカーをはじめとする多数の競技を担当する。
著書に『Usain Bolt: Fast as Lightning (ウサイン・ボルト・稲妻のように早く)』
がある。