新しい、美しいペンギン図鑑

定価 3,900円+税
著者名 テュイ・ド・ロイ, マーク・ジョーンズ, ジュリー・コーンスウェイト (著)
ページ数 248
判型
発行年月 2014/11
ISBN 9784767818801

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新しい、美しいペンギン図鑑

内容・概要

息をのむような写真と、最新データで真の生態に迫る
ペンギン図鑑の決定版!

「(本書の)各々の写真に添えられたキャプションや、
本文中にちりばめられた解説の随所に、
長年にわたる研究者との共同作業や共同研究の成果が、
惜しみなく注入されている。
読者は、単なるペンギンファンの著者によく見られる
過剰な感情移入や非科学的な擬人化に煩わされることもない。
ごく自然に野生のペンギンたちと同じ空気を吸い、
同じ風に吹かれ、同じ情景を観察し、その場に佇むことができるのだ。
本書が「上質かつ最新のデータブック」だと評価できる理由の1つは
まさにこの点にある。」 (監修者解説より)

目次

[監修者まえがき]
真のナチュラリストによる
最上質・最新のペンギン・データブック 上田一生 003

プロローグ:ペンギンへの情熱 018

ペンギンはどこにいるのか 020


1 二つの世界のあいだに テュイ・ド・ロイ 022

ペンギンの生活史 024
1 ストライプの「ロバ声」カルテット 030
2 南極のしっぽトリオ 048
3 島のおしゃれなやつら──冠羽をもつペンギンたち 070
4 苦境に立たされたイワトビペンギン 088
5 夜の妖精たち──コガタペンギンとキガシラペンギン 106
6 南極の王者たち──キングペンギンとエンペラーペンギン 124


2 最新科学と保全活動 マーク・ジョーンズ 148

ペンギンと人間──過去を振り返って マーク・ジョーンズ 150
化石ペンギンたちの行進 ダニエル・セプカ 163
ペンギンはどうやって食料を蓄えるのか──抗菌分子の発見 イヴォン・ル・マオ 166
ペンギンの色に関する驚くべきいくつかの発見 マシュー・ショーキー 168
ワイタハペンギン──DNAによって明らかになった生態史 サンネ・ブッセンコール 170
気候変動の指標、アデリーペンギン デイヴィッド・エインリー 172
衛星で知るペンギンの個体数──気候変動の影響を探る ヘザー・J・リンチ 174
スパイ大作戦──水中のペンギンを追え ローリー・P・ウィルソン 176
ペンギンの個体識別──調査の影響を最小限に抑えるために イヴォン・ル・マオ 178
冠羽ペンギンの卵サイズの謎 カイル・W・モリソン 180
旅する若き皇帝たち バーバラ・ウィーネケ 182
小さなペンギンたちの大きな挑戦 アンドレ・チャラディア 184
ガラパゴスペンギンの不透明な未来 エルナン・バルガス 186
ケープペンギン──受難の歴史 ピーター・ライアン 188
人間とともに生きるマゼランペンギン P. ディー・ボースマ 190
ミナミイワトビペンギン激減の謎 デイヴィッド・トンプソン 192
トリスタンダクーニャで起きたキタイワトビペンギンの悲劇 コンラッド・グラス 194


3 それぞれのペンギンの物語
──最新ペンギン・データ ジュリー・コーンスウェイト 196

世界のペンギン18種 198
驚くべきペンギンの事実 200
ペンギンの分布と生息状況 204
それぞれの種の特徴と最新データ

エンペラーペンギン 206
キングペンギン 208
アデリーペンギン 210
ヒゲペンギン 212
ジェンツーペンギン 214
ケープペンギン 216
マゼランペンギン 218
フンボルトペンギン 220
ガラパゴスペンギン 222
ミナミイワトビペンギン 224
キタイワトビペンギン 226
マカロニペンギン 228
ロイヤルペンギン 230
フィヨルドランドペンギン 232
スネアーズペンギン 234
シュレーターペンギン 236
キガシラペンギン 238
コガタペンギン 240

野生のペンギンが見られる場所 242
参考文献の紹介、およびさらに詳しく知りたい方へ 243
謝辞 244

監修者解説
ペンギンへの好奇心は疲れをしらない
──ひろがり続けるペンギン学の地平 上田一生 245

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