日本の戦争解剖図鑑

定価 1,600円+税
著者名 拳骨 拓史 (著)
ページ数 176
判型 A5判
発行年月 2016/07
ISBN 9784767821559

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日本の戦争解剖図鑑

内容・概要

過去の戦争を正しく学ぶことが
未来を生きるための知恵となる

明治維新から太平洋戦争終戦まで、
そのとき日本と世界に何が起きていたのか?
本書は開国以降の日本の対外戦争を、
戦闘別に戦況図と豊富なイラストで完全図解した本です。

序章「開国以前の日本の対外戦争を知る」では、
白村江の戦い(663年)、元寇(1274/81年)、
豊臣秀吉の朝鮮出兵(1592-98年)なども取り上げ、
中国大陸、朝鮮半島との過去からのかかわりが、
より深くつかめるように工夫しています。

1章「日本の開国と日清・日露戦争」では、
明治維新後に始まる日清戦争(1894-95年)・
日露戦争(1904-05年)を取り上げます。
朝鮮半島をめぐる2つの戦争の舞台は、どちらも同じような場所で行われました。
戦艦や大砲、マシンガンといった近代兵器同士による戦闘が、多くの犠牲と、
莫大な戦費を必要とするなど、「国力と戦争」という一面も
垣間見ることができます(すべての戦闘での死者・死傷者について記述しています)。

2章「世界大戦と戦争の時代」では、
第一次世界大戦(1914-18年)、支那事変(1937-45年)、
大東亜戦争(太平洋戦争・1941-45年)という、世界を巻き込んだ戦争に
日本がどのようにかかわり、終戦に至ったのかについて解説しています。
各戦闘を詳しく紹介するだけでなく、各国の思惑(同盟、条約など)、
日本の方針(軍の独断専行含め)なども記述しています。

戦争という負の歴史から目を背けることなく、先人たちの経験を自身の知識に変える。
これが未来を生きるための糧となるはずです。


拳骨拓史 (げんこつ・たくふみ)
1976年生まれ。漢学、東洋思想、東洋史の研究をおこない、
越二荒之助(元高千穂商科大学教授)、杉之尾宣生(元防衛大学教授)に師事。
日本のみならず、中国・韓国などで論文や研究発表などを精力的におこない成果を挙げている。
著書に『中国が憧れた理想の国日本』(草思社)など多数。

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