最新版 建築構造の「なぜ」がわかる一問一答

定価 1,800円+税
著者名 建築構造用語研究会 (著), アラタ・クールハンド (イラスト)
ページ数 408
判型 A5判
発行年月 2019/11
ISBN 9784767826479

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最新版 建築構造の「なぜ」がわかる一問一答

内容・概要

設計者必携のロングセラーを増補改訂!
構造設計者はもちろん、意匠設計者にも有用な1冊

初心者が実務上遭遇しがちな諸問題を、
全54題のQ&A形式でまとめた、実践的な構造設計の入門書。
意匠設計者および構造設計の初心者が見落としがちな項目や判断に迷う場面を想定し、
構造設計の大ベテランが、わかりやすい図解やイラストを用いて切れ味鋭く解説します。
基本設計、実施設計、現場、構造計画、構造計算の5章構成です。
*
2014年刊行のロングセラーを、増補改訂。
この5年の間に起こった建築構造についての制度変更や考え方の変化をふまえ、
大幅に加筆・改訂しています。
また、気鋭の構造設計者4名を新たな著者として迎え、
知っておくべき最新の建築材料や新構法、業務展開の可能性など、
昨今の建築構造界の時流を解説する項目を書き下ろし。さらに内容を充実させました。


[目次]
基本設計
Q01.地盤調査だけで判断できないことは何か
Q02.N値がどれくらいあれば「杭なし」にできるか
Q03.建替えの現場で既存杭をそのまま利用するには
Q04.不整形な建物の耐震性を確保するには
Q05.仮定断面はあくまで「仮定」と捉えるべきか
Q06.柱断面を小さくするには
Q07.梁せいはどのように決定しているか
Q08.梁せい―スパン―コスト、これらの相関関係は
Q09.梁断面を小さくするには
Q10.小梁の向きにはどのような意味があるか
Q11.スラブの種類を上手に使い分けるには
Q12.床が振動する原因は何か
Q13.はね出し(片持ち)の設計を安全に行うには
Q14.耐震壁の必要長さを把握するには
Q15.プラン上、壁を抜きたくなったらどうするか
Q16.耐震壁に設ける開口、縦長と横長ではどちらがよい
Q17.構造躯体を露しできれいに見せるにはどうすればよい
Q18.ガラスを美しく使いこなすにはどうするか
Q19.地下室の設計・施工は、地上の建物とどこが異なるか

実施設計
Q20.配筋の基本ルールを教えてほしい
Q21.RC造の床に側溝を設けたい。簡易な配筋で可能か
Q22.スリットを設ける理由は何か
Q23.シャフトが納まらない。原因は何か
Q24.梁のスリーブ孔、どこまで柱際に寄せられるのか
Q25.耐震壁に孔をあけたい。許される範囲はどこまでか
Q26.RC壁式構造で注意すべき変更とは何か
Q27.設計途中でも耐震壁の開口の変更は可能か
Q28.腰壁、垂れ壁の寸法変更は許されるのか
Q29.鉄骨造に使用する鉄骨をすべて同じ種類で統一してよいか
Q30.板厚1.0㎜の形鋼を構造材として利用できるか
Q31.鉄骨の接合部を美しく設計するには
Q32.鉄骨造の柱脚形式、その選択基準は
Q33.鉄骨造で100㎜程度の段差は可能か
Q34.現場溶接せずに鋼材を片側から接合するには
Q35.胴縁や母屋の耐久性は、鉄骨骨組と同じ仕様にしなくてよいのか

現場
Q36.コンクリートのスランプ値は小さいほどよいのか
Q37.構造上許されないスイッチボックスの付け方とは
Q38.CD管はまとめて配置しても大丈夫か
Q39.配筋検査のポイントはどこか
Q40.行政の検査はどのようなプロセスで進められるか
Q41.既存不適格建築物は危険か
Q42「.過半の改修」とは、具体的にどういう意味か
Q43.Is/Iso とQu/Qun は同じものと考えてよいか
Q44.あと施工アンカーの利用に問題はないか

構造計画
Q45.構造種別の選択基準はどこにあるのか
Q46.積載荷重は集中しても問題ないのか
Q47「.絶対に倒壊しない建物にしてほしい」という要望にどう答えるか
Q48.構造設計者との打ち合わせをスムーズに進めるには
Q49.構造設計者の良し悪しはどこで決まるのか
Q50.設計変更が許されるリミットはどこまで
Q51.海外のプロジェクトに挑戦するには

構造計算
Q52.構造設計と構造計算はどこが違うか
Q53.構造計算プログラムの使用で誰でも安全な建物を設計できるのか
Q54.構造計算ソフトの大臣認定プログラムを使うと何かよいことがあるのか

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