高野保光の住宅設計

定価 2,800円+税
著者名 高野保光
ページ数 192
判型 B5判
発行年月 2013/12
ISBN 9784767817200

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高野保光の住宅設計

内容・概要

いま人気の建築家が解き明かす、本当に愉しく豊かに暮らせる住まいの設計術。
豊富な写真とスケッチ・図面で、「間取りから始めない」家づくりの極意を教えます。

目次

第1章 家づくりで大切な五つのこと
(1)間取りから始めない
(2)長い動線も心地よい
(3)欠点を認めて生かす
(4)ひとまわりスリムで豊かな家に
(5)意味のない場所があるか

第2章 豊かな住まいのつくりかた
(むかえる)玄関廻りは外構と一体化したデザインに
1 アプローチは遠回りさせてもいい
2 アプローチからの空間の「連動」は室内の奥まで
3 通り土間と2つの玄関が「内・外」「人・もの」「家・街」をつなぐ
4 狭小敷地のアプローチに距離と時間をつくる
(すわる)住まいは家族の居場所と一人の居場所を考えること
1 多様な「すわる」形を生むスキップフロア
2 窓辺に座る仕掛けで大切なこと
3 「リビングにはソファ」とは限らない
4 座った先の視界を絞ると「自然」が際立つ
(たべる)食後もその場に居続けたくなること
1 吹抜けを介して親密な距離感をつくる
2 床・テーブルのわずかなレベル差が家族の自然な会話を生む
3 すべての席を特等席にする、開口部とテーブルの位置関係
(そだつ)子供・自然の声を聞く
1 回り道や近道のある子供の居場所
2 リビングと庭を大開口とテラスがつなぐ
3 五感を刺激する素材で感性に働きかける
4 眼差しの距離感を大切に
5 手入れをしながら経年変化を愉しむ住まい
(あそぶ)プラスアルファの場所はいつも脇に生まれる
1 寄り道できる階段をもう一つ
2 「凸凹階段棟」のすべてが子供室
3 狭いからこそ、曖昧で可変性のあるスペースがほしい
(あらう)閉じない水廻りは風と光の流れでつくる
1 浴槽から何が見えるだろうか?
2 バスコートがもたらす豊かな効果
3 洗濯室兼物干し場を、トップライトの光が包み込む
(しきる)つなぐために仕切る
1 ランダム組子障子がリズミカルに空間をつなぐ
2 4種の建具で内外を表情豊かにつなげる
3 室内に穿たれた小窓が風景と会話をつなぐ
4 現代の障子と欄間
(かざる)季節を飾る余白をつくる
1 壁・ニッチ・棚・プランターボックス
2 生活を飾ること
3 「かざる」ことは、「しまう」こと
(さわる)家族の喜びや悲しみに寄り添う素材
1 部分と全体を同時に考える
2 人も犬もさわる素材
3 リズムと奥行きのポイントは素材とスケール
(ともす)陰影のある暮らしへ
1 陰影をつくる重心の低いペンダントのあかり
2 住まいのあかりは、街のキャンドル
3 中庭のあかりが夜の静けさを増す
(いろどる)季節・光・緑・火・空・水・あかりが住まいの日々を彩る
1 障子にあたる反射光が竹の影を映し出す
2 立地を生かす借景という手法
3 桜を取り込む
4 野趣溢れる自然石と緑がアプローチ空間を彩る

第3章 事例で見る、豊かで愉しい住まい
浦和の家
花水木の家
東村山の家

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