居心地よさの発見 家づくりのコトバ200

定価 1,900円+税
著者名 郡裕美
ページ数 224
判型 B5判
発行年月 2013/11
ISBN 9784767814995

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居心地よさの発見 家づくりのコトバ200

内容・概要

建築家でもありアーティストでもある郡裕美さんが、
住宅設の仕事をしながら、考えてきたことをまとめた本です。
センスの良いイラストと軽妙な文章で
ぜひとも知ってもらいたい「家づくりコトバ」をまとめています。

内容は39軒の住まいをさまざまな切り口でばらばらにし、
いつも住宅を設計するときに大切にしている9つのテーマに分類。

01自然とつなげる
02光、風、水
03景色の設計
04奥行きをつくる
05あそびごころ
06用と美
07気配のデザイン
08広がりをつくる
09居心地よさの発見

このように一応目次はありますが、読む順番は自由です。
ぱらぱらとページをめくって気が向いたところから読んでください。
各ページの関連性はありませんが、根底ではつながっています。

私たちは、生きている時間の大半を住まいのなかで過ごします。
普通の大人でも一日の半分以上、つまり人生80年だとすると軽く40年以上、
家のなかにいるという計算になります。
そう考えると、どんな住まいで暮らすかによって、
その人の自然観や社会観、性格や嗜好、考えることまでも
変わってくるような気がします。
ですから、住まいをつくるときは、美しさや楽しさ、
素材の肌触りや香りなど、人間の情緒や感覚に訴えかける側面や、
自然や社会とのつながり方を大切にしながらデザインすることが
重要なのです(本書はじめにより抜粋)。

住宅とは何かを考えるきっかけとなる、暮らし方の本として、
また家づくりのヒントが詰まった本として、
さらには住宅デザインの教科書としてもご活用いただける
内容の濃い1冊です。
著者について
建築家。愛知県名古屋市出身。1983 年京都府立大学生活科学部住居学科を卒業後、アルテック建築研究所勤務を経て、1991 年にスタジオ宙一級建築士事務所を遠藤敏也と共同設立。
住宅、マンションのほか、公共施設、店舗、古民家改装、歴史的町並み修景など、さまざまな建築設計を手がける。
コロンビア大学建築学部修士課程を修了後、1996 年コロンビア大学准助教授就任を機にニューヨークと東京を拠点に活動。
イエール大学、名古屋工業大学、東京理科大学など、日米両国で建築教育に携わる一方、世界各地で講演も活発に行う。
1997 年より、建築とアートの融合を目指し、ベルリン、ニューヨーク、東京、サンパウロなど、世界各地でインスタレーション、舞台装置などの空間作品を発表。
東京建築賞、大阪府まちなみ賞、アジア建築家協議会金賞など、国内外で受賞多数。

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