新装版 日本の住宅をデザインする方法2

定価 2,800円+税
著者名 岸本和彦, 田井幹夫, 谷尻誠, 手塚貴晴+手塚由比ほか
ページ数 224
判型 A4判
発行年月 2014/04
ISBN 9784767817835

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新装版 日本の住宅をデザインする方法2

内容・概要

好評の前著「日本の住宅をデザインする ─建築家が語る「和」の極意」の第2弾。
「和」から視点を変えて、住空間の拡がりを求めて様々な試みを行う建築家に
登場いただいた。
事例を紹介する写真に合わせて、ディテールを理解するための豊富な図面が
資料性を高めている。

目次

[part 1] 住空間の可能性を語る
・「地形」と「結界」で人の領域をつくる│岸本和彦
・新しい建築を生み出すキーワードは“connections"│田井幹夫
・住宅の始まりを考えることが可能性を広げていく│谷尻誠
・100%の満足はないが、120%愛される建築│手塚貴晴+手塚由比
・「住宅らしい」という感覚が大切だ│納谷学+納谷新
・ほんの少しの街への意識が劇的に住環境を変えてゆく│西久保毅人
・音楽のように地球の声を建築に刷り込む│廣部剛司

[part 2] 住空間の可能性を広げる事例
■岸本和彦
外に向かう遠心力と内に向かう求心力/ソラニタツイエ
深庇とスクリーンで建築の皮膚を柔らかく/Wind-dyed House
■田井幹夫
海や山と連続した巨大な気積の土間/和賀材木座の家
傾斜地に建つ浮遊感を持たせた家/代々木西原の家
■谷尻誠
街路(中庭)が建築(部屋)をつなぐ/豊前の家
段差のある敷地に建つ橋のような建築/北鎌倉の家
■手塚貴晴+手塚由比
建築は純粋なプラットフォーム/田んぼの中のドミノハウス
階段状テラスで都市との連続性を保つ/豪徳寺商店街の階段ハウス
■納谷学+納谷新
部材を軽量化した5.1坪の都市型住宅/恵比寿の住宅
小さな単位の箱をずらしてつなげる/平間の二世帯住宅
■西久保毅人
街にしみこんだ森の中の小さな家/ISANA
緑地につながりながら守られている/三輪さんの家
■廣部剛司
太陽の動きが導いた曲面壁/大井の家
海景と岩山を断面的に「つなげる」/Villa SSK

[part 3] 住空間の可能性を広げるディテール
1内と外のつなげ方/建物と外部
2大きな空間のつくり方/架構
3外皮で周辺環境をどう取り入れるか/開口部・外壁・屋根
4水廻りを開放する/キッチン・浴室
5透過性を高める・光を拡散させる/間仕切り・開口部
6日射・雨・風をコントロールする/軒・庇・開口部
7上下移動のデザイン/階段・床段差
8手触り感のデザイン/仕上げ材・手摺・引手・ポスト