もう迷わない! 原因不明の発熱はこう診断する

定価 3,800円+税
著者名 林田康男 監修
ページ数 240
判型 A5判
発行年月 2012/09
ISBN 9784767814445

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もう迷わない! 原因不明の発熱はこう診断する

内容・概要

・ここ十数年来、総合診療科の確立に伴い、不明熱の解明は飛躍的進歩を遂げたといっても過言ではない。世の中の医療が細分化へと進むなか、病態の症状・愁訴から疾病を割り出していく診断法は医療における基本中の基本である。
日常診療のなかでもっとも診療機会の多い症状は発熱とってよいだろう。また、微熱なのか高熱なのか、さらに継続するのか否か、はたまたほかの症状あるいは所見を伴うものかなど、その病態は多彩を極めている。これらの病態をわかりやすく部位別に分析し、また種々の症例をも供覧したのが本書である。とくにふだん不明熱とは関係の少ない診療科の先生や、若い医師たちにとって日常の臨床の場において必ずや役に立つものと思われるので、活用いただけたら幸甚である(「はじめに」より抜粋)。
・日本最大の総合診療科である順天堂大学医学部総合診療科のスタッフを執筆陣にむかえ、豊富な症例を踏まえて、皮疹からHIV関連発熱まで、プライマリケア医がぜひ知っておきたい知識を集約した。症例から疾患名を導きだす練習問題も収録。

目次

chapter 1 原因不明の発熱とは
chapter 2 はじめに必要な検査
chapter 3 症候別鑑別
1 皮疹
2 頭痛
3 胸痛
4 腹痛
5 腰痛
6 そのほかの疼痛
7 表在性リンパ節腫脹
8 浮腫
chapter 4 検査所見からみる原因不明の発熱
1 白血球
2 貧血
3 血小板減少
chapter 5 そのほかの要因からみる原因不明の発熱
1 詐熱と心因性発熱
2 薬剤性発熱
3 旅行者の発熱
4 高齢者の発熱
5 HIV関連発熱
chapter 6 家に帰してよい発熱・いけない発熱
chapter 7 原因不明の発熱の経過観察
chapter 8 練習問題 001
索引