最高にわかりやすい住宅の間取り教室

定価 2,200円+税
著者名 岸 未希亜
ページ数 144
判型 A4変
発行年月 2018/03
ISBN 9784767823898

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最高にわかりやすい住宅の間取り教室

内容・概要

木造住宅の設計理論の大家である故・吉田桂二さんに師事し、
「吉田桂二の木造建築学校」の講師を務めるとともに、
吉田さんとの共著もある岸未希亜さん。

その後、工務店に移り、その設計手法を数多くの住宅に生かし、
発展させてきました。
この本では、部屋の大きさの取り方や配置、形状などから、廊下、
ドア、窓、階段の位置など、何気なく行っていた「間取り」に関する
具体的な考え方が提示されています。

どの「間取り」の本よりも分かりやすく、
読むだけで設計が上手になる一冊です。

目次

間取りの前に準備すべきこと

01.プロの間取りと素人の間取り
02.敷地の優等生と劣等生
03.建物配置は道路によって変わる
04.面積と周囲の状況で建物形状は変わる
05.法規制で気を付けること
06.特別な魅力のある敷地
07.建築費を定めてから土地を探す
08.建築費を決める6大要素
09.概算と積算の誤差を小さく
10.プランニング前に家の大きさを決める
11.要望を整理する
12.家族が集まる場所と過ごし方
13.親子の接点のつくり方
14.家事の仕方、こだわりを確認
15.物の量を把握する

【第2章】
間取りの基本ルール

01.間取りを考える前に知っておきたいこと
02.玄関の広さは2〜3帖
03.リビング・ダイニングの広さはスタイル次第
04.キッチンの広さは5帖が基準
05.和室の広さは用途によって変える
06.寝室の広さはベッド派と布団派で異なる
07.子供室の広さは4帖半が基準
08.洗面室・浴室・トイレはユニットで考える
09.階段の心得
10.吹抜けは開ける場所と大きさが大
11.廊下をなくす工夫
12.間仕切りは引戸で
13.間取りの基準は3尺グリッド
14.1間グリッドに則ってプランニング
15.1尺5寸に刻んで間取り上手に

【第3章】
間取りと一緒に考えること

01.間取りだけを考えても十分ではない
02.階高を抑えるとよいことづくめ
03.2階の形を単純にして端正な屋根にする
04.開口部の考え方
05.屋根は「切妻」だけで勝負する
06.小屋組と間取りの関係
07.屋根についての原則
08.高さ関係を把握する
09.床組と1階天井の関係性
10.小屋組と2階天井の関係性

【第4章】
2階建てと平屋の間取り

01.基本は平屋と総2階の家
02.平屋の長所
03.平屋の短所
04.平屋の間取りと屋根
・平屋の実例
05.2階建て住宅の構造
06.総2階の家
・総2階の実例
08.2階リビングの家(逆転プラン)
・逆転プランの実例
09.2階の間取り
10.2階直下の間取りを考える
11.下屋を加えていく
12.下屋の屋根の注意点


【第5章】
間取りを住みやすく整える

間取りを豊かにする隠し味
01.明るさよりも景色を楽しむ窓辺のダイニング
02.テレビの置き場所を考える
03.溜まりのあるリビングは落ち着く
04.北側のリビングは意外な優等生
05.和室が横に並ぶリビングは家具の置き場に注意
06.目線が揃う小上がりの畳リビング
07.配膳が楽な横並びのキッチン
08.壁向き型キッチンでLDKの狭さを緩和する
09.勝手口はパントリー内に設ける
10.家事室を経由して回れる動線が便利
11.洗濯動線はすなわち物干動線
12.ゆっくり話ができる広めの玄関
13.風通しを確保する北側の和室
14.総2階の2階に設けた4畳半の客間
15.中庭を挟んでLDと別世界の茶室
16.リビング・ダイニングの近くにスタディコーナー
17.囲い込まれた自習室のようなスペース
18.寝室は風の流れを考えて窓を配置する
19.夫婦の寝室と子供部屋は離しておく
20.前室を経由させればプライバシーが高まる
21.緩やかに分ける夫婦別室の寝室
22.押入か布団棚が必要な畳の寝室
23.採光は最低条件
24.寝室の近くなら、朝晩の身支度がスムーズ
25.生活臭を消して心地よい洗面室に
26.浴室に低い窓を設けて庭を眺める
27.トイレはLDKとの距離が大切
28.廊下が取れない時はトイレを区画型に
29.廊下を省く時はトイレの配置・見え方を工夫する
30.玄関は小さくても区画する
31.収納室をつくって玄関でお出迎え
32.キッチン以外の勝手口
33.玄関近くのウォークインクロゼット
34.壁面収納と納戸
35.エアコンを収納して美しく
36.建物に組み込まれた外物置
37.建物と一体の車庫