なぜ蝶は美しいのか

定価 1,900円+税
著者名 フィリップ・ハウス
ページ数 176
判型 B5変
発行年月 2015/05
ISBN 9784767819266

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なぜ蝶は美しいのか

内容・概要

フィリップ・ハウスの生き生きとした描写と美しい写真を通して、
蝶や蛾のリアルな姿を新しい視点で見ていきます。
羽の魅惑的な色やデザインはなぜ進化したのか。
多種多様な興味深い行動・擬態・カムフラージュはどんな意味があるのか。
読者を新しい発見に誘います。


「ほら!こんなにも美しい―いや美などなんでもない―この正確さと調和だ
よ。こんなにも脆く、それでいて強靱。そして精密。これが自然というものだ
―強大な力と力が組み合って生まれる均衡。星の一つ一つ、草木の一葉一葉
がそのようにしてそこに存在するのだ―そしてその完璧な平衡のもとで力を
みなぎらせる宇宙が、これを生み出す。この驚嘆すべき生きものをね。自然と
いう偉大な芸術家が作り出した傑作だ」
―ジョゼフ・コンラッド『ロード・ジム』

■目次
はじめに
ジェレミー・トーマス OBE 英国王立昆虫学会・会長
第1章 チョウの翅をもっとよく視てみよう
第2章 錯覚、幻視、防衛
第3章 恐竜時代のチョウたち
第4章 クジャクチョウの目玉模様と鳥の眼
第5章 タテハチョウ類の護身術
第6章 毒を貯めこむマダラチョウ類
第7章 青色の幻光色を放つチョウ
第8章 シロチョウ類の白と黄色
第9章 ツバメの尾を持つアゲハチョウ類
第10章 毒を貯めこむ熱帯のドクチョウとトンボマダラ
第11章 小さな目玉模様を持つスズメガ
第12章 大きな目玉模様を持つヤママユガ

■著者
フィリップ・ハウス
昆虫の行動と生態を専門とし、研究論文と一般向けの書籍を発表。
環境に優しい害虫対策の開発にも従事し、
数々の賞と大英帝国勲章OBEを授与されている。
サウサンプトン大学に籍を置き、退職した現在も子供たちを魅了する、
昆虫たちについての書籍の執筆活動を続けている。