環境学生 エコ実践のテキスト

内容・概要

東京農業大学では、学生に対して環境活動を啓発する目的で、二年に一度、｢環境実践学生コンクール｣を実施している。今年度にコンクールに参加したのは200組以上。このコンクールの優秀賞に輝いた11組の実践をまとめている。

環境問題というととても大きなことに思えるが、実際に取り組める活動は身近なところに、そして無数にある――そんなことを学生にわかってもらい、将来、社会人になったときでも、それを実践できる人になってほしいという願いも込められているコンテストである。


「私たちは、環境問題に対して無力なままでいいのですか？　私たちにできることが必ずあります。自分のまわりを見わたしてください。必ず見つかります。何もできないのなら、せめて環境問題があなたにとっても身近な問題であることに気がついてください。環境問題を深刻化させるのはひとりの無知なる行動の積み重ねです。ということは、一人ひとりの小さな取り組みが、たとえそれが小さいものであったとしても、解決につながっていくのです。環境問題にアプローチしている「環境学生」の取り組みに、ぜひ耳を傾けてください。」（本文より）